アメリカ国内におけるアナログレコードの売り上げが、1986年以来初めてCDのそれを上回ったことが明らかとなりました。
「RIAA(アメリカレコード協会)」の発表した2020年の中間報告によると、アナログレコードは2020年6月までに2億3,210万ドル(約243億円)を記録し、CDの1億2,990万ドル(約138億円)を越えた。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)などの影響によって、全体の売り上げは23%下落。CDは48%低下している。
音楽業界全体で見ると、その収益は5.6%増加の57億ドル(約6,040億円)。大方の予想通り、ストリーミングが総収益の85%を占め、有料ストリーミングサービスの購入は24%増加している、ということです。
これはCDの売上はストリーミング(ダウンロード)にすっかりやられていて、レコードの売上がアナログ回帰ブームで10%ぐらい伸びているからだと思います。
ちなみ日本では1998年がCDの販売がピークで3億291万枚、2019年には8896万枚と3分の1に減少しています。中古レコードですが、ヤフオクの売買数量は2019年131万件、2018年133万、2017年130万件、2016年124万件と微増をしている感じです。
ただ、レコードのユーザーは年齢が高い人が多いので、レコードの市場が急拡大をするということはありえないと思います。現に、実店舗のレコード屋はどんどん縮小してきています。
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