レコード屋をやっていると、「え? こんなレコードがそんなに高く売れるの?」っていうことがよくあります。
驚きのエピソードを紹介します。
まず、当社はヤフオクでデータがないものは出品するという方式をとっています。プロのレコード屋ですので見ただけで9割のレコードは売れるか売れないかはわかります。1割はオークファンでデータを調べるのです。オークファンで調べてもデータが出てこないものがあります。それは出品をするという方式をとっています。
その中で値段が跳ね上がるものがあります。その特徴としては出品後に「このレコード7万で即決できませんか?」、「このレコード15万で即決可能ですか?」という問い合わせが入ってきます。
こういった場合はほぼ100%即決の依頼価格より高い値段で落札されます。
当社で代表的なのはこちらです。「MASTUR BATION/CORPSE OF CHILD,VOMIT OF MOTHER/7INCH」という商品です。どんな方から買取をしたかも全く覚えておりません。わからないので当然査定金額は0円です。インディーズのレコードのようです。このレコードは401000円で売れました。
ときどきあるのですが、ボブ・ディランのシングルが跳ね上がることがあります。これは「ホームシックブルース」というシングルです。これは178、000円で売れました。やったーと思ったのですが、車をバックさせているときに、建物の突起物にテールランプが当たってしまい、修理に17万かかってしまいました。まるで神様から「これから17万の出費があるから、このレコード17万で売れるようにしてあげるね」というようなメッセージ性を感じるようなできことできした。
こちらは「解体的交感」というジャズのレコードです。マニアの中では有名なレコードらしく、過去のデータを見ると1枚、60万円以上で落札されていることもありました。当社で仕入れた時はちょっとサーフェイスノイズがあって、それを正直に記載したら、24万でした。それでも高値ですよね。
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